読書感想文2022
E.Mさん/ゆめをかなえるために

課題図書:

野口英世

著者:

浜野 卓也

 わたしは、しょう来お医者さんになりたいと思っています。この本の一ページ目を開くまでは、野口英世がお医者さんをしていた人だということをわたしは知りませんでした。それを知ったわたしは、お母さんに「ごはんできたよ。」と言われていたのにもかかわらず、自分のへやにかけこみ、そこから一気に読み始めてしまいました。
 英世は赤ちゃんのころに、やけどをしたのがきっかけで小学生のころにいじめられていました。そんな友だちを、べん強で見返してやろうと思いひっ死でべん強を始めます。それがお医者さんになるためのはじめの一歩だったのです。その後、やけどを手じゅつでなおしてもらうのですが、そのうれしさがわすれられず、お医者さんになろうと決心します。英世は強い気持ちと、行動力を持ち、べん強をしつづけ、ど力をしつづけて、お医者さんになるゆめをかなえます。そして学者になり、人びとを苦しめる細きんの研究でつぎつぎとせいこうしていきます。さいごには、自分の研究していた細きんにかかりいのちを落としてしまいます。人びとのために生きて、人びとのために死んでいったのが野口英世という人です。
 わたしも、しょう来お医者さんになりたいというゆめがあるのでべん強をがんばってきたつもりでした。でも、野口英世のことを知って「ど力する」ということの本当の意味が、少しだけ分かったような気がします。つらくてもぜったいにあきらめないという、強い気持ち、それから、なんでもやってみようとする行動力がゆめをかなえるためには、ぜったいにひつ用なのだと思いました。
 また、子どものころにいじめられていたつらいけいけんをのりこえたことが、さいごにはゆめをかなえるということに、つながっていたのだと思います。
 わたしがこの本を読んでいるところを見たお父さんが、「ど力はかならずむくわれるっていうことやな」と言っていました。つらいことがあってもあきらめずにど力する、そんな人にわたしもなりたいと心から思いました。


《こうひょう》

 野口英世のすがたから、ど力することとはどのようなことなのか考えることができました。またゆめをかなえるためにひつようなこととして、「つらくてもぜったいあきらめないという強い気持ち」「何でもやってみようとする行動力」を読み取り、自分のしょう来に生かしていきたいという思いを表げんできました。お医者さんになるというゆめを持っているMさんが野口英世のすがたにふれ、自分自身もがんばっていきたいと強く思うようになったことが伝わります。「ど力はかならずむくわれる」という言葉をむねに、これからもお医者さんになるというしょう来のゆめの実現のためにがんばってください。