受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

「結果良ければ全てよし」コツコツ勉強をしていれば必ず開花します。

僕が東進に入ったのは、夏になってからでした。
それまでは、自分の学習だけでもいけるかなと思っていましたが、家での学習は自分にとって困難(精神的にも厳しかったので……)だったため、自習室の利用目的で入りました。

後から思い返すと、東進に入って本当に良かったと思います。
担任助手の方々との会話で気分転換をすることができ、自習室で他の仲間や友だちが勉強に励んでいるのを見て、自分ももっとがんばるぞという気概を持つことができました。家で一人でやっていたなら、どこかでやる気を喪失したり、心が折れていたのではないかと強く感じています。

とはいえ、やはり入った瞬間から学力が急激に伸びたわけではありません。むしろ、如何に自分の学力がないかという現実に直面しなければなりませんでした。
初めて受けたセンター試験本番レベル模試の結果は、惨憺たるものでした。このままでは志望大学が遙か遠くになり、結局は諦めなければならない……。
そんな不安が頭をよぎるほどでした。
そのため気持ちを切り替え、コツコツ少しずつでいいから学力を磨いていこうと決心しました。

よく言われるように、学習した分が模試に反映されるのは時間がかかり、すぐには結果に表れませんでした。
京大実戦や京大オープンの結果は、当然のようにD判定、センター試験本番レベル模試などのセンター試験向けの模試も、なかなか伸びませんでした。
結果が模試に反映するようになったのは十月頃、つまり秋に入る頃からでした。第二回の京大実戦や京大オープンでC判定が出るようになり、センター試験本番レベル模試なども、ある程度の点数を出せるようになりました。

今から受験をする人で、夏頃までセンター試験模試の結果が振わない、という体験をする人が出てくるかもしれません。けれど僕の体験では、
「結果良ければ全てよし」
です。コツコツ勉強をしていれば必ず開花します。僕がそうであったように。
結論から言うと、センター試験は成功しました。夏と比較すると、約二〇〇点ほど伸びました。
センター試験のコツは、本番でも適度の緊張感を保ち、何でもいいから友だちと会話をすることです。いつも通りの力を発揮するのが大事だと凄く実感しています。

センター試験終了後は、二次試験に向けての勉強を本格化しました。京都大学は、二次試験の比重がセンター試験よりも重いため、国語、数学、英語、地歴、どれも満遍なくやる必要があります。
さらに、夏に行った対策も不十分だと感じていたことも加わり、二次試験まで一ヵ月半ほどあった日々もあっという間に過ぎていきました。
東進では過去問演習講座が活用できたため、対策をしっかりと立てて本番に臨みました。

二次試験本番は今までで一番緊張しました。
先程も言ったほどよい緊張感は良かったのかもしれませんが、緊張しすぎは良くないと、ここで断言しておきます。
手も震えるほどで、頭もすぐには回転せず、パニックにも陥りやすかったので、さらに追加で付け加えるならば、どんな形式の問題が出されても落ち着いて取り組むことが大事です。ここでパニックに陥ると、普段の実力が出せず泣きを見ることになってしまいます。
緊張感でいっぱいの二次試験終了後、前期試験合格発表までは、正直あまり勉強をせず、自分がやりたいこと(受験中にできなかった読書やゲーム)をしていました。
今だから言えることなのですが、後期がある人はこの期間も気を抜かないでほしいと思います。僕の場合は、前期の合格発表から後期試験まで、三日間しかないという絶望的な状況になったからです。結果的には無事合格できたものの、準備はもっとしっかりできていたはずなのに……、という後悔も少し抱きました。

しかし裏を返せば、今までの学習の積み重ねのおかげであったと今では思います。
一見無駄だと思えるようなことでも、興味を持ったときに調べていった、そんな姿勢が後期合格を果たす要因になったのではないかと強く感じています。