受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

「私は何をあせっていたのだろう。自信を持っていいんだ。」

一月十六日の夕方、私はドキドキしながらそっと、封筒から入試結果を出しました。
「合格」
その文字を見た瞬間、
「私は同志社中学校に合格したんだ!」
と、飛び上がりそうなくらいうれしくなりました。

私が成基学園に入塾したのは、五年生の春です。
そのころの私は授業になかなかついていけず、テストの点数も悪くて、ベスト五なんて、とても入れるものではありませんでした。そんな自分の点数を見るたびに、くやしくて、くやしくてたまりませんでした。
「なんとか点数を取りたい。」
と私は強く思い、努力することを決意しました。

宿題は、時間をかけてでも、できるだけ自分の力でじっくりとやりました。意味がわからなければ辞書で調べたり、先生に質問したりして、わからないところをなくすようにしました。宿題ではなくても、ショートテスト直しは、必ずその日中にしました。
そのような努力を続けていると、次第にテストで良い点数がとれるようになり、ベスト五にも入るようになりました。そして、私は二組、三組へと上がることができました。
三組になると、宿題は増え、授業スピードも速くなりました。難しい問題もたくさんあり、ついていくのが精一杯でした。それでも、今まで通りの勉強法は変えませんでした。復習には、今まで以上の時間をかけて、ていねいにするようにしました。難しい問題は、何度も解き直したり、質問をしたりしてわかるようにしました。
すると、だんだんと自分の力で問題が解けるようになり、勉強が楽しくなってきました。勉強が楽しくなってくると、
「もっと、できるようになりたい。」
そう思うようになりました。
その結果、オープンテストの順位が少しずつ上がり、四条西院教室で一位になるまでの実力がつきました。

六年生になり、日曜進学教室が始まりました。初めは 一〇〇位以内をキープできていました。ところが、夏休みを過ぎたころ、私の成績は一気に下がってしまいました。受験が近づきあせっていたのでしょうか。
「次こそは。」
と思うのに、なかなか点数が取れず、何度もくやしい思いをしました。そんな時、ある先生が、
「あせらなくていい。自信を持て。」
と、はげましてくださいました。私は、その一言に救われました。
「私は何をあせっていたのだろう。自信を持っていいんだ。」
と思いました。
その後、私の成績はぐんと上がり、ついにはチャレンジコースで一位を取ることができるようになったのです。うれしくて涙が出そうでした。入塾したころは、クラスのベスト五にも入れなかったのに…。
好調子のまま、私は自信を持って受験に臨み、見事、合格することができました。あの時、先生がはげましてくださらなかったら、私は合格することができなかったかもしれません。本当に良い先生に出会えて、よかったと思います。

私が合格することができた一番の理由。
それは、たとえ時間がかかっても、自分が納得するまでじっくりと考えたこと。そして、どうしてもわからない時は、絶対に質問をして、理解しようと努力したことだと思います。
効率が悪いと知りながらも、自分の勉強法は変えませんでした。どんな時も自分を信じて、最後まであきらめずに努力し続けました。これから受験をするみなさんも、自分を信じて、努力し続けることを忘れないでください。そうすれば必ず、合格をつかみ取ることができます。

最後に、時間をかけて質問受けをしてくださり、はげましてくださった先生方、応援し続けてくれた家族のみんな、一緒にがんばってきた成基学園の友だち、本当に、本当に、ありがとうございました。