受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

どうしても志望校に行きたかったし、また志望校でないのなら、どの学校でもいいと思っていました。

六年生の夏に、洛星中学校の学校見学会に行きました。綺麗で立派な校舎で、明るくて落ち着いた雰囲気でした。先生が、
「『人と違う』という事をからかったりせずに、『個性』として大切にし、尊重するのが洛星の教育です。」
とおっしゃったことに、とても感銘を受けました。このときから僕は、洛星中学校にどうしても行きたいと思い、志望校に決めました。

僕は、宿題が全部できなくて、提出できないときが多くありました。成績は少しずつ上がってきていましたが、日曜進学教室の成績は、洛星中の合格偏差値に届かないうちに、終わってしまいました。
担任のT先生からは、合格が確実な他の学校を受けたほうが良いと言われていました。でも僕は、どうしても洛星中に行きたかったし、また洛星でないのなら、どの学校でもいいと思っていました。だから、洛星中の前期・後期の二回のテストは、絶対に受けようと思っていました。

過去問は時間が足りなくて、目標にしていた十年分はできませんでしたが、一生懸命にまじめに取り組みました。算数が苦手な僕には、洛星中の算数はとても難しく、塾の授業が終わってからT先生に、解けなかった問題を教えてもらいました。一度目に間違えた問題は、何度も見直しをしました。
自信はありませんでしたが、洛星中に行きたい一心で、十四日の前期の試験に臨みました。当日は、心配していた算数も、過去問をしたときよりは点数が取れたと思うし、他の科目も大きな失敗がなくできました。

十五日、合格発表を両親と僕の三人で見に行きました。ケルブ講堂の舞台上に、合格者受験番号が書いてあるボードが置いてあり、その前には緞帳が降りていました。
二十分位前に着きましたが、既に多くの人が来ていました。定時になると緞帳が上がり始め、どよめきが起こりました。僕は怖くなって、思わず目をつぶってしまいました。
しばらくして後ろの方から、母の、
「あった! あった!」
という声が聞こえたので、僕はやっと目を開けて、ボードを見ました。そこには、僕の受験番号の一三二五がありました。僕は信じられなくて、何度も何度もボードを見直しましたが、一三二五は確かにありました。僕は言葉で言い表せないほど嬉しくなり、塾の先生や友だちと抱き合って喜びました。

受験勉強は辛いことが多かったです。習い事を辞め、ゲームを我慢し、テレビもあまり見ませんでした。六年生になると、友だちと遊ぶ時間はほとんどなくなりました。受験が近くなると体も疲れてきました。ですから、合格できた事は何にも増して嬉しかったです。
でも、良いこともありました。塾のクラスメートとは三年間一緒に勉強をしてきて、良い友だちになりました。中には、一緒に洛星中に通う友だちもいて、嬉しいし、心強いです。
反省している点は、がんばり始めるのが遅かったので、計画を立てた試験勉強が、全部できなかったことです。

僕は最後まであきらめずに、第一志望の洛星中にこだわってがんばりました。思い続ければ、がんばり続ければ、夢は叶いました。
これから受験する後輩のみなさんは、志望校を早く決めて、その目標に向かってしっかりと計画を立てて、勉強していってください。
努力し続ければ、絶対に第一志望校に合格できます。ですから、辛くてもあきらめないで、がんばってください。

入学したら、洛星中の名に恥じないように勉強やクラブ活動をがんばり、社会奉仕活動などにも積極的に参加したいです。
僕の将来の夢は、大学の先生や博物館の学芸員になって生物の生態を研究する事です。クラブは生物部に入り、大学はその方面に進学したいです。
四月から次の夢を叶えるために、新たな一歩を踏み出したいと思います。