受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

厳しい家庭学習を乗り越えた長男の姿が、ひとまわりもふたまわりも大きく見えました。

このほど、志望校の合格をいただき、熱心にご指導くださった先生方お一人おひとりに、心より厚く御礼申し上げます。

思い返せば、小学受験についていろいろと調べていくうちに、家庭学習だけでは対応できないとの結論に至り、多数の合格者を輩出されているTAMを知り、体験授業を経て、こあらクラスに入塾しました。
ちょうど、年中組に進級した四月初旬のことでした。

たのしく、あそびながら、まなぶ教育方針に、毎週の通塾が待ちどおしく、うれしそうにTAMのカバンを肩に掛けて行く姿に、私どもはとても喜んでいました。

やがて、かるがもクラスになった頃、受験勉強に対して、弾みがついた出来事がありました。
それは、毎月実施されるチャレンジテストでした。
それまでは、全く何も準備をせずに受けていました。当然、成績結果は評価できる内容とはいえず、本当に入試に打ち勝つ実力を有することができるだろうかと、不安な気持ちになりました。

ふとしたことから、テストが実施される前に、その月に学習した事柄を、もう一度確認する復習を心掛けたところ、徐々に成績結果が向上するようになりました。結果に一喜一憂することもありましたが、これを機に学習に対する姿勢や意欲が生じ、やがて自信へとつながりました。難問に取り組むことも大切ですが、普段の基礎基本の学習をしっかりと吸収しておくことも、さらに大切だと思いました。

夏休みの第一日目、家族の気持ちを引き締めました。厳しい覚悟を持って学習するようにと、夕食時に伝えたのを今でもよく憶えています。
出題傾向を中心とした志望校別講習会、不得意分野を中心とした弱点補修講習会への参加は、他のお子さんたちとよい刺激を受けました。

我が家の受験モードは「最高レベル」に達していました。
自宅前で行った真夏の炎天下での縄跳びや、ボール投げの猛練習は毎日汗だくになりました。また、ケンパやスキップの見本を示す私の姿は、さぞ滑稽だと近隣の方々に思われていたかもしれません。何度も足を運んだスーパーでの野菜や果物の名称を憶える学習、新聞のチラシ広告を利用してのはさみ切りの練習、長男と顔を合わせれば、いつでもどこでも始まる面接の練習、TAMでの学習内容を、家庭学習で深く細かく取り組みました。
十月に入ると、何度も何度も繰り返し使用していたTAMの各種プリント類は、解答を憶えて効果が下がり、TAM特訓を十二冊、市販の問題集を五冊購入して最後の仕上げとしました。
TAM特訓を購入するにあたり、先生から、
「問題集の量ではなく、質ですよ。」
と助言をいただいたのですが、勢いに任せて取り組みました。

このように記すと、相当つらい日々を送ったように感じられるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
長男は、我が家の「最高レベル」を楽しくこなしていってくれました。ですが、改めてこなしてきたことを記してみると、よくこの至難を乗り越えたなと、我が家のことながら感心いたします。
そして、この日々で欠かすことができないのが、TAMの先生方です。つらいことがなかったように記しましたが、やはり悩んだり行き詰まったりしたことは多々ありました。そんなときに、相談に乗ってくださったり、アドバイスをしてくださったりしたのが先生方です。
すっかり私たちの心の拠り所となってしまい、ご迷惑をおかけしたのではないかと、少々反省しております。

入試日の朝、天気もよく志望校へ到着した時、厳しい家庭学習を乗り越えた長男の姿が、ひとまわりもふたまわりも大きく見えました。
入試を終えての帰路、後日判明する合否の結果よりも、夢を実現するための日々は、家族がひとつとなり、とても有意義で、家族全員が満足な気持ちでいっぱいでした。そして、この日々は私たちにとって最高の宝物となりました。

長男には志望校にて、しっかりと国語力を身につけ、私なんかより、上手な文章が書ける立派な人間になってほしいと願っています。

最後に、TAM受験生のみなさまの合格を祈念しております。