受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

努力してこそ、自信というものは生まれる!

何から書いてよいものか分からないが、まずは、私が入塾してからのことを書こう。
私は、小学六年生の頃から、成基学園に通い始めた。受験という実感が試験の前までわかず、私は、ほとんど勉強せずに中学入試を受けた。その結果は、当然不合格であった。私は悲しみにうちひしがれながら、地元の市立中学校に入学した。

中学校に入学してからも、成基学園には通い続けた。しかし、その頃は、中学入試の反省を全く活かせずに、勉強しない日々が続いた。成基の授業も数学と英語しかとらず、オープンテストの成績も、三教科では三十位くらいだが、五教科になると、百位台になってしまうようなひどい成績だった。
二年生になると、英語と数学、さらには、国語、理科、社会をとり、塾に行く時間も増えた。しかし、勉強時間はあまり増えずに、オープンテストの成績も、下がっていくばかりであった。さらには部活などでいそがしく、授業に出席できない日が多々あった。
そうこうしているうちに、三年生になった。私は、このままの勉強法ではいけないと思い、毎日二時間ずつ勉強するようにした。そうしてみると、オープンテストの成績も徐々に上がり、夏休み前には三十位台~四十位台くらいの成績をとれるようになっていた。その頃から、私にとって、京都市立堀川高等学校の探究学科群という全国の公立の中でトップクラスの学校を受けてみたいという思いは膨れ上がっていった。

そして、私にとって、忘れることのできない夏休みが来た。
夏休みになると、部活も引退し、勉強に専念することができた。朝から夕方まで、ずっと塾で勉強した。塾には、友だちが多くいるので楽しかったが、さすがに毎日、勉強ばかりだと、勉強することが苦痛になってきた。しかし、その勉強の苦痛から私を解き放ってくれたのは、意外にも夏の合宿であった。

私は合宿に行く前、まぁ何とかなるやろ、という気軽な気持ちであった。しかし、いざ合宿に行ってみると、そんな軽い気持ちではいられないことがすぐに分かった。
朝六時に起床し、朝食を食べ、そこから夜の六時くらいまで授業を受ける。そして、その後、三時間、自習時間があり、就寝という流れである。そこで私は、自分の勉強に対する姿勢の甘さというものに気付いたのである。私は運よく一組に入れたのだが、周りの自分より勉強できる人が黙々と自習しているのを見ると、今までの自分が情けなくなったのである。そこから私は、がんばらなければならないと思い、勉強の量を増やしていったのだ。
そしてその合宿の中で一番印象に残ったのが、英語の担当だったY先生の言葉であった。
「君たちが今、一組にいるのは、過去の成績や。これからが勝負なんや。」
私自身、少し調子にのっていたところがあったので、この言葉には、とても反省させられた。

そして合宿が終わり、日曜進学教室に突入した。これが無かったら、私は合格することができなかったと思うくらい、日進は大切なものだ。
私は日進では、成績のことは、あまり考えずに、とにかく復習に力をいれた。私は、国語と英語、社会はできるが、数学と理科はできないという典型的な文型だったのだ。
しかし、日進を受けていくうちに、国語などは、自分にとって、強い武器になった。数学や理科も、日進のウルトラコースで、平均のちょっと上をとれるくらいの点数になった。そして十五回の日進が終わるころには、十五~三十位くらいの順位をとれるようになっていた。この事はとても自信になった。
そして志望校対策も始まり、いよいよ受験ムードが高まってきた。この時、私は、健康管理に重点を置いた。最低でも七時間以上は睡眠をとるようにした。

そしていよいよ入試の本番がやってきた。
最初は、立命館守山高校であった。夜も、ぐっすり眠れ、最高のコンディションで受けることができた。そしてそのコンディションのまま、全ての高校をうけることができた。第一志望の堀川高校も落ちついて受けられたので、合格することができた。
ここで後輩に言いたい事は、努力をすれば必ず結果はでるということだ。特に、志望校に合格するためには、日進の復習を、きっちり、そつなくこなす事が大事だ。それだけで受験することに自信がでてくるからだ。

私が第一志望校に合格できたのは、周りのみんなのおかげだと思う。塾の先生や友だち、そして家族のおかげである。その方々には、感謝の気持ちでいっぱいだ。そして私は、これからの高校生活でも成基学園で学んだことを活かし、将来の夢に向かってがんばっていきたいと思う。