受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

「先生に質問したら?」友だちのその一言で成績アップ!

私が、成基学園に入塾することになったのは、五年生の時でした。今まで勉強というと、学校の勉強だけしかやったことがなかったので、授業では何を言っているのかがさっぱりわからず、チンプンカンプンなまま、オープンテストを受けました。その結果は、目も当てられないほど悪かったのです。受けた本人である私も驚きました。これを見た父に、
「もう塾をやめなさい。」
と言われ、それだけはいやだと思ったので、私は血のにじむ努力をしてでもがんばろうと思いました。
国語の先生が、「算数をまずはがんばりなさい。」
とおっしゃるので、算数を勉強することにしたのですが、わからない問題だらけだったので、友だちに聞くと、
「先生に質問したら?」
といわれ、少しためらいながらも質問にいくと、さっきまでわからなかった問題がわかりはじめたのです。さらに、毎日質問に通っていたら、勉強のやり方もわかりはじめて、理科や社会も少しずつ成績が上がりはじめたのです。
しかし、国語だけは上がらぬまま六年生になり、日曜進学教室の国語の偏差値は三〇点台。私は、算数や理科や社会で点数をかせげばよい、とほったらかしてしまいました。

しかし、成績は下がる一方。もう無理だ、とあきらめかけたとき、ほったらかしにしていた国語が残っていることにきづき、国語をやってみようと思い、質問へいくことにしました。それでも成績は上がらなかったのですが、算数もそうだったのだ、きっと国語も同じだと思い、がんばりました。
十月になって、それでも国語の偏差値は三〇点台。面談のときに、毎日問題を解きなさいと言われ、それからは毎日、一題ずつ国語の問題を解いていくことにしました。十二月のおわりの方の日進では、偏差値が五〇点近くにまで上がったのです。そして、すぐにやってきた入学試験前日、国語の問題を解くと、まちがいだらけだったのです。私はもう明日はだめなのではないかな、と思っていたら、誰かから電話がかかってきてその電話にでてみると、国語の先生からでした。
私は、国語の先生のはげましの言葉のおかげで、きっと明日は大丈夫だ、と安心で、前向きな気持ちのまま、入学試験を受けることができました。入学試験中、不思議と緊張もしませんでした。父から合格だったと教えてもらったとき、おもわず大きな声でおもいっきりさけんでしまいましたが、それと同時に国語ができたからだ、と思いました。
国語の先生には、私の質問のために夜のおそい時間までのこっていただき、感謝しています。ありがとうございます。
そして、先生に質問したら、と言ってくれた友だちにも感謝の気持ちでいっぱいです。なぜかというと、おそらくその言葉を言ってくれていなかったら、質問には一生いかずに、ほったらかしにしていたのではないかなと思うからです。

私は、今までの受験勉強で学んだことの一つ目は、わからないと思った問題は、ほったらかさないで誰かに教えてもらうということです。
二つ目は、最後の最後まであきらめずにがんばったら、最終的に幸福が待っているということです。
三つ目は、教えてくれている人の言うことを聞いておくことです。この受験勉強ですぐにあきらめるくせがなおったかな、と思います。
そして私は、わからないところがあるとあきらめずに誰かに教えてもらう、人の言うことをよく聞くという行動を大切にしていきたいと思っています。
今まで、私に勉強というものを教えてくださった先生方本当にありがとうございます。