受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

日々の努力で自らを鍛え、志望校とご縁があったことに感謝!

「受験」
ぼくにとっては、他人事のようでした。
親に言われて仕方なく成基学園に通ってはいるものの、本当は地元の公立校に進学したいと思っていました。
仲のよい友だちで塾に通っている人は少なく、僕が塾に通うためにみんなと遊べない時間も、みんなは楽しそうに遊んでいました。僕が宿題に追われている時も、近所の友だちが、「遊ぼう。」と誘いに来ました。
どうして僕はいやいやながら勉強しているのだろうといつも思っていました。母に怒られなければなかなか取り掛かれませんでした。
そんな僕の気持ちが変わっていったのは、いよいよ受験が現実に迫ってきた頃でした。「今まで遊ぶのを我慢して勉強してきた事を無駄にしたくない!」という気持ちが強くなっていったからです。

僕の家はお寺です。法事がある時は子どもであっても本堂のお勤めに出なくてはいけないし、様々なお手伝いや、忙しい時期は檀家参りも行かなくてはいけませんでした。受験勉強があるから、というのは理由になりません。これから先もそうです。
そこで僕は大学までストレートに行ける学校を希望し、第一志望を立命館中学校に決め、オープンスクールにも参加して好感を持ちました。更に、大学が上に付いているとはいえ、自分を甘やかさないためにもアドバンストコースを目指す事にしました。
こうして行きたい学校が決まると、具体的な目標ができて気持ちも高まり、勉強にも前向きになりました。

僕の得意教科は社会です。歴史が大好きで、どんどん頭に入ってきます。
その一方で苦手なのが算数でした。理科も、生物や地学系は大好きでしたが、算数のような内容の物理系になると苦手でした。
僕は遅くまで残って先生に教えてもらいました。先生は算数の苦手な僕の質問にじっくりと丁寧に教えてくださいました。苦手な教科は焦ってもうまくいきません。時間を作るのは難しいけれど、できるだけ基本に返ってやり直すように心掛けました。また、日曜進学教室は結果がすぐにわかるので自分の実力に直面させられる上に復習しやすく、一喜一憂しながらも着実に力が付くのではないかと思います。
それでも偏差値はいつも、得意な教科で苦手な教科をカバーしている状態でした。僕にとって四教科受験は必須でした。

六年生になると就寝時間はどんどん遅くなり、体力勝負になってきます。運動は苦手な僕ですが、食事をしっかりバランスよく摂る事で乗り切りました。基礎体力は大切です。
それから、受験本番に必要な「平常心」を保つ事も大事です。受験当日は、成基からいただいた「合格あめ」をなめ、母と冗談を言いながら会場に向かいました。門のところで先生方に激励をもらうと心強くなりました。
願書の「同時出願」は絶対した方がよいと思います。同時出願のおかげで、受験会場で僕の周りの席は成基学園の生徒ばかり、普段のテストの様に落ち着いてできました。

受験番号には僕のお寺のご本尊さん(お地蔵さん)の御縁日である二十四が付いていました。立命館出身の母の誕生月日の数字も入っていました。何でもよいので「自分は大丈夫。」と思える事は平常心を保つ上で役立つと思います。合格した時は、母に、「やっぱりご縁があったんだね。」と言われました。

実は僕の父も立命館中学校を受験した事があります。その当時の成基学園の先生に「余裕ですね。」と言われていたのに、受験前日に一緒に暮らしていて父を可愛がってくれていた祖母が亡くなり、周囲もバタバタ、父も頭の中がグチャグチャで試験を受けることになり、結果は惨敗。成基学園からも、「何かあったんですか?」と電話がかかってきたそうです。
どれだけ日頃実力があっても、本番では何があるかわかりません。今までの積み重ねがこの日に全て決まってしまう、とか自分にプレッシャーをかけてガチガチにならずに、日頃は目標校に向けて努力しつつも、本番当日は、「ご縁があったらいいな。」位の気持ちで臨むのも、緊張に弱いタイプの人にはお勧めです。もちろん、自分にがんがん、プレッシャーをかけたいイチロータイプは別ですが。

結果はどうであれ、今までがんばってきた自分を誇りに思って、臨みましょう!