受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

「塾に行くのが楽しい!」勉強の楽しさも見出し、嬉しい合格へ

二〇一一年一月十五日、洛星中学校の入試が終わって、家への帰り道、ぼくの気分は爽快だった。なぜかわからないが、あんまり緊張もせずに受けることができて、けっこう手応えがあった。それでも発表を見る時はドキドキして、番号を見つけたときのとび上がるようなうれしさは、今でも忘れられない。
ぼくの家は洛星中学校から五分もかからない近さでもあり、中学受験を考えるようになってからは、ぼくの第一志望校だった。

ぼくが成基学園に入塾したのは、四年生の五月だった。三年生が終わって、春休みは宿題もなくて、時間がたくさんあったので、成基学園の「学力診断テスト」を受けてみたいのだがと母に聞いてみた。
三年生くらいから塾へ通っている友だちもいて、興味も少しあった。テストのあと両親にたのんで成基学園の四条西院教室への入塾が決まった。

塾の新学期は三月から始まっていて、途中から入ったぼくは、勉強のしかたもわからず、わからないことはそのままにしておいたから、はじめて受けたオープンテストは何と九百人中六百位という成績だった。
ノートの取り方や、わからないことはすぐ先生に質問して、わからないままにしておかないことなどを教えてもらって、やっと二百番台になることができた。また、難しい問題を解けることが楽しくて、塾に行くのをいやだと思うことは一度もなかった。

九月から二組にそして三組に上がると、授業のスピードも速く、内容も難しくなったが、難しくなればその分、解けたときのうれしい気持ちも大きくなって、四年生の終わりごろにはオープンテストで三十位をとったりした。成基へ通うことはとても楽しかった。家での約束が守れなかったりして、父や母に、
「約束が守れないなら、塾へなど行かなくてよろしい。」
と、言われてぼくは、
「成基に行きたい! 約束守るし、行かせてください。」
と、心底たのんだほどだった。

五年生になると、学校でも、
「高学年としての自覚を持て」
と、言われていたので、学校の自主研究なども手を抜かないで取り組んだ。成基の方でも、算数、国語、社会の先生も変わり、A授業とB授業に分かれて、四年生のときには全く想像できないものになった。授業の内容はより難しくなり、新しい単元がふえて混乱することも多かった。先生方の助言と、生来の難しいもの好きの性格が、何とか乗り越える原動力になったと思う。
夏休みが過ぎ、二学期が終わるころになると、受験のことが話題に上ることが多くなり、ぼくも、ばく然と中学受験をしてみようかなとようやく考え出していた。

ついに六年生になった。授業は一日四コマになり、授業後に演習講座も始まって、家に帰るのは十時半ぐらいになっていた。寝不足だったがだんだんと慣れることができた。日曜進学教室が始まって、日曜日は一日成基で過ごすようになり、毎日順位が出ることに、胸が高鳴った。

二学期になり、ぼくに初めてのスランプがやってきた。土日どちらも塾へ行くことに嫌気がさすようになったとき、担任だったM先生の、
「これぐらいのことで逃げていると、この先もずっとそのかべはこえられへんぞ。」
という言葉がズシっとぼくの胸に届いた。
先生方の支えがあって、気持ちを切りかえられたぼくは、日進で初めて一ケタの順位を取れたのだった。

冬期講習や正月特訓は、入試を目前にして自信をつけるのに役立ったと思う。
緊張せずに入試本番をむかえることができて、思ったよりもスラスラ解けたのにはびっくりした。
決して努力家ではなく、気分屋だったぼくだったが、成基学園で出会った先生方のはげましと、がんばり屋の友だちに負けたくないという競争心が合格への力になったと思う。

入試合格はゴールなどではなくて、スタートだから、未来のぼくの目指すものに出会うためにも、たくさんのことに挑戦したいと思う。
先生方、本当にありがとうございました。