受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

メンターからの言葉を胸に、自分を信じて挑む第一志望校

一月十六日、ぼくは洛星中学校の合格発表を見に行った。その日の京都は寒く、雪が激しく降っていたけれど、受かっているかどうか心配でそれどころではなかった。
発表会場の体育館では、もうすでに合格発表が始まっていて、「あった、あった!」と言う人もいれば、「…。」と無言の人もいた。ぼくはそのような人たちを押しのけ、掲示されている番号がよく見える一番前まで行き、
(自分の受験番号はどこにあるのだろう?)
と思いながら、左はしから順に探した。
その次の瞬間、自分の受験番号が目に飛びこんでくると、言葉では表すことができないくらいのうれしさがこみあげてきた。
すぐに家族を探して見つからなかったが、社会のT先生を見つけることができ、先生に、「番号があった!!」
とお伝えすると、「おぉ、良かったなぁ!」と、一緒に喜んでくださった。その後、また家族を探し、今度は父を見つけた。父はすでに番号を見つけていて、「うかって良かったなぁ!」と、ニコニコしていた。次に母と妹を見つけて、母が、「T、良かったなぁ!」と、言ってくれた。
そして、同じ成基学園枚方教室のHくんとKくんも合格していたことがわかり、一緒に写真を撮ったり、テンションがあがって走り回ったりしていた。

思えば、ぼくは一年生のときにSSJに入り、三年生から本気で勉強をするために、成基学園に入塾した。
最初の頃のテストで、思いのほか成績が良かったので、
(この程度なら余裕だ。)
と思い、ついついなまけてしまった。五年生の前期くらいまでは成績をキープすることができたが、夏を過ぎた頃から成績が落ちてきた。
特に、主要科目である算数は難しくなり、苦手になってしまった。それでも、
(まだ大丈夫だろう。)
と思っていたが、さすがに六年生になると、
(これではマズイ。)
と思い出し、本気モードに切り換えた。そこで、
(苦手科目があるのは、よくない。)
と思い、しばらくの間、算数のテキストやプリントを徹底的にやり直したが、それでも難し過ぎて、考えこむことも少なくはなく、思うほど先に進まなかった。そうなると、やる気とは逆に、全くはかどらないのでだらだらしてしまい、六年生になる前と同じ状態のまま、六月に第一回の日曜進学教室をむかえてしまった。ところが、予想外にも結果はよく、算数も成績そこそこだった。
(今度こそはもう大丈夫だ。)
と思っていたら、七月の第五回の日進から、また成績が低迷してしまった。

そして、一番大事な夏休みをむかえた。
ぼくは、通常授業、夏期実力講習会、夏期合宿、算数集中特訓と、とにかく毎日勉強ばかりになることに加え、苦手な算数の強化もあるかと思うと、不安で仕方がなかったが、夏休みを終えたときには、自分自身の成長も感じたし、達成感や自信も得られた。
その状態で、九月の第六回の日進には、自信を持って挑んだが、結果はぼろぼろだった。
ぼくはもう裏切られた気分になり、やる気も完全になくなった。その後の日進も、あまり変わり映えもなく進んでいった。特に、十月のウルトラコースになったとたん、算数の成績は散々で、十点台も普通だった。

そこで、落胆していたぼくをはげましてくれたのは、算数の先生であり、担任でもあるボブ(=先生の愛称)だった。ボブは、
「勉強方法も大切だが、何よりも大切なことは、今まで自分がやってきたことを信じて、がんばることだ。」
と、何度となく言ってくれ、その言葉が心にひびき、一番のはげみになった。
その後は、なやんでいるひまもなく、『超本気モード』になった。受験日まで一ヵ月を切ってからも、最後の冬期講習や正月特訓、直前特訓はがむしゃらに勉強して、モチベーションを上げていった。
そして、いよいよ受験当日には、ボブが言ってくれた、
「今まで自分がやってきたことを信じて、がんばることが一番大切だ。」
という言葉を胸に刻みこんで、洛星中学校の入学試験に臨んだ。その結果は、初めに書いた通りです。

最後になりましたが、六年間ずっとぼくを支えてくださったSSJ、成基学園の先生方、家族、友だち。これまで本当にありがとうございました。