受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

集中力、目標設定、そして、あきらめない思いが最大の秘訣!

一月十九日。大阪桐蔭中学校の受験を終え、僕の全ての中学入試が終了した。
が、ゆっくりと息をつくひまもなく、すぐに洛南高等学校附属中学校の合格発表を見に行かなければならなかった。着いてすぐ合格発表の所に走った。自分の目で結果を知りたかったからだ。しかし、
「あったよ。」
と、先をこしてお母さんに言われてしまった。僕は、あまり実感はわいていなかったが、何と合格していたのだ。
こうして僕は、自分の目で見られなかったという、少しの悲しみと悔しさを覚えながら、三年間の塾生活に幕を下ろした。

僕が成基学園に入ったのは四年生の時だった。
当時、僕は器械体操をしていて、もっとたくさん練習できる洛南高附中に入りたいと、その難しさも考えずに思っていた。しかもちょうどその頃、近くに成基学園松井山手教室ができ、お母さんに、
「やってみたら。」
と言われたので、入ることにした。塾がどんなところか知らなかった僕は、授業のペースが速かったことに驚いた。けれども、先生方がわかりやすく教えてくれたから、楽しくいいスタートをきれた。

四年生から五年生の間は宿題の量が少なく感じられ、おおいに遊んでいた。何度か、三十分で全ての宿題を終わらせたこともあった。
これは後で考えたのだが、集中力のおかげである。僕は昔から熱中すると、すごい集中力を発揮できた。一度なんかは、ハリー・ポッターの本を三時間で、三冊読んだことがあった。しかもその時、三時間は十分ぐらいに思えたし、話の内容もよく覚えていた。
つまり、集中すると十分で一時間、三十分で五時間の働きができるようになる。この集中力こそが合格への最大の秘訣だと僕は思う。

ところで、四年生からオープンテストがあった。最初から百番以内で、受けるたびにどんどん順位が上がっていた。そして、初めて十位以内の四位をとってから、十位以内をがんばって死守していた。
しかし、五年生の後半ぐらいから、十位内をキープするのが難しくなってきた。原因はケアレスミスだった。それまでも多少はあったが、だんだんと目立ってきたのだ。
そして僕は、五十番以内に入れなかったのをきっかけに、様々なことをしようと思った。なぜなら、五十番以内に入っていないと志望校合格は難しいと思ったからだ。
そこでまず、朝六時に起きていたのを五時にし、朝の勉強時間を四十五分から二時間に増やした。そして、一日一日、目標をつくり、宿題はゆっくり確実にし、だんだんとペースを速くしていった。そうすると見る見るうちに成績が上がっていった。このような経験から、大きな目標(将来の夢)、小さな目標(その過程)、今日の目標、これらを明確にすることが大事だと考えた。

六年生になり、スーパー特訓に行くことになった。第一志望の洛南高附中に合格するには、やるしかないと思ったからだ。その初日、クラスの半分ぐらいの人が眼鏡をかけていて、みんなかしこそうだった。初めての先生、初めての仲間の中で日進を受けることになった。結果は上々。いいスタートをきれた。その後も調子よくできた。しかし、そこで問題が浮上した。今まで解けていた算数が難しくなって、五十点を下回る点数を多発した。だから、残り三ヵ月というところで、今までの「フェルマー」などの塾の教材を、必死に解きまくった。
結果、何と百点を出すことができたのだ。この時、とてもうれしく感じ、あきらめないことは大事だなと思った。

一月十七日、立命館中学校を受かっての洛南高附中だった。
しかし、その大事な試験で国語が全然解けなかったのだ。
そこであきらめていたら合格はなかっただろう。だが、あきらめずに残りの科目にのぞむと、意外とすらすらできた。
そして、合格を勝ち得た。

今までの三年間、僕の実力をここまで伸ばしてくださった先生方を僕は一生忘れることはできないと思う。そして、先生方、家族、友達に、今までありがとうございましたと言いたい。
これから受験する人、そしてこれからの自分に次のことを伝えたい。一つのことに一喜一憂するのもいいけど、夢に向かって最後まであきらめずに集中して物事に取り組め。そうすればきっと夢は叶うと思う。
これからの高校生活も、この三年間を通じて学んだことを活かして過ごして生きたいと思う。