受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

たくさんの人に支えられていることを実感!

私は五年生の二学期から、成基学園に入塾しました。途中からの入塾だったけれど、友だちがおもしろく、ユニークだったせいか、すぐにクラスになじんでいきました。
私の、心の支えになったのは家族です。その中でも、一番の支えになったのは姉でした。私が滋賀大学教育学部附属中学校を受けた理由も、姉が滋賀大学教育学部附属中学校に行っていたからだったのです。
私はずっと姉の背中を追っていました。今の習い事も、ほとんどが姉のつけてくれた道筋なのだと、私は思っています。だから、みなさんも家族との団らんを、大切にしてください。また、自分の目標にする人を決めたらいいと思います。あの人のようになろう、という気持ちで、何事にもめげずにがんばることが大切だと思います。

私の入試は一月九日でした。とても不安でしたが、やはり家族がはげましてくれました。姉も静岡の大学から帰ってきてくれて、家族全員で学校まで行きました。最後まで応援してくれてとてもうれしかったです。
入試が終わって、家族の控え室まで行きました。すると、入試問題が黒板にはってあって、姉と父が見ていました。心配していた問題がまちがっていたのがくやしかったけれど、合っていた問題がたくさんあってよかったと思いました。入試の日は、一教科が終わっても友だちと答え合わせをしない方がいいと思います。理由は、友だちと言い合った答えがちがっていたらショックだし、次の教科に集中できなくなってしまうと思うからです。

さて、入試が終わって、月曜日学校に行きました。すると、私の一番の親友が待っていてくれました。私の受験を応援してくれていて、問題を出してくれたり、はげましてくれたりしました。
合格発表は木曜日でした。学校だったけれど不安で、授業のときもちがうことを考えていました。でも、私は家に入るときには元気でした。なぜかというと、その友だちが別れるときに、「グッドラック!」と言ってくれたからでした。本当にうれしくて、ありがとうしか言えませんでした。
家に入ったら、電話がかかってきていました。姉がかけてくれていて、「おめでとう。」と言われた時のことは、いつまでも忘れられません。

次の日、やはり友だちは校門で待ってくれていました。
私は走り出していました。そして友だちと手を合わせて、受かった! とさけんでいました。そこにたまたま居合わせた、五年の担任の先生も喜んでくださいました。なにしろ、私の学校からは、私の覚えているかぎり、地域の中学校以外、それも入試に合格して行く生徒なんて、いなかったのですから。
みなさんも、友だちや学校の先生と仲良くして、受かったときには、心から喜んでもらえるようになってください。親しくなればなるほど、はげましてくれるし、喜んでくれると思います。その友だちと中学校で別れるのはさみしいけれど、卒業までの三ヵ月を、思い出たっぷりのときにしたいと思っています。

また、塾の先生や、塾の友だちも私を支えてくれました。
算数の厳しい授業。あてられる問題に緊張の時間でした。でも、質問はしっかりと聞いてもらってうれしかったです。
社会の先生は、合格のシールを作ってくださいました。
入試が終わった後でしたが、国語の先生は最後の最後まで漢字のことを言われていて、入試でも気をつけました。
理科の先生は各学校の注意するべきところを教えてくださいました。
こういった先生のはげましや、言葉をどう活用するかは自分しだいです。入試でも、先生の言葉を忘れないでください。

塾の友だちはいつも私を笑わせてくれました。ニックネームをつけたり、本を声に出して音読したり。ときにはいやだと思うこともありましたが、優しく、楽しい友だちが多かったのだと思います。また、自分の入試が終わってから、はげましてあげたりもしました。いてくれてよかったと思えるような友だちを作ることができれば、私はいいなぁと思います。

たくさん書きましたが、私が言いたいのは、心の支えになるような人を作ることです。その人にはげましてもらってください。喜んでもらってください。また、入試が終わったらその人に感謝することも大切だと思います。
心の支えは大事なものだと私は思います。