受験生と保護者の「第一志望こだわり」体験!

勝利の実体験から後輩に贈る、合格のための四つの秘訣!

終わったら本当にあっけなかった。これから六年生の一年間の話をする。

新しい先生に変わり、緊張してみんな冗談を言わなかった。今ではありえない状態だ。だが日がたつにつれ、先生の優しさ、おもしろさを知り、楽しく勉強できるようになった。楽しくないと勉強は捗らない。僕は最高のスタートをきった。

日進が始まり、僕の心は各回の成績配布でどん底に落ちた。比重の高い国語の成績がすぐれないのだ。「五〇点などお手の物!」というほど(そんな自慢気に言えない)悪かった。最後まで悪かった。算数は、点数はそれほど悪くないが、計算ミスのパラダイスだった。実は、五年生前半にも同じ事があり、先生に相談していた。そのおかげで一旦は終息したが、再発したようだった。相談の時の対処法は、「毎朝の計算練習」だった。それを思い出しどきりとした。あの頃は二ページしていたのに一ページに減っていた。その時は本当にうれしかった。なぜって? それは原因がわかったからだ。自らに原因があって良かった。あの時原因がわかっていなかったら、計算ミスの激減は無かっただろう。元々自らの頭が未発達のため、などが理由でなくて良かった。そんな事はさらさら無いから安心してほしい。それをふまえ、合格への秘訣その一だ。「原因を探し、見つけ、そこから対処法を練り、実行すること」先生に相談するもよし、自分で考えてみるもよし。だが自分で考えた時、見つからなければ先生に相談すること。一人で抱え込むのでは、落ちこむだけだし、受験当日に間に合わなければ話にならない。僕は、転びかけたが体勢を立て直した。

夏の三大行事は、夏期講習、夏期合宿、算数集中特訓だ。中でも夏期合宿は、泊まりがけなので注目される。勉強ばかりの辛い日々と思われがちだが、僕は辛くなかった。むしろ役に立っている。勉強は「良問、難問、初見の問題をたくさん解く!」という感じだ。僕は算数が好きなので、算特と重なるが算数道場がとても面白かった。次のページをめくることは、とても快感だった。だが、勉強以外も大事だ。合宿ではグループごとに部屋に泊まる。そのグループの時間が大事だ。枕投げなどをして楽しかったが、それは過程に過ぎない。僕はグループ内に友だちができた。これが大事だ。なぜなら、その後のいろいろな行事の中で教室で一人離れることもある。そんな時にあいさつ程度でもかわせる人がいると、少しは気が楽になると思う。実際、僕は何度もそれに救われた。「同じ教室以外に友だちを作ること」合格の秘訣その二だ。レベルの似た者同士で集まる夏期合宿は一番いい。僕はぐんぐん加速していた。

十一月には、限られているが志望校別オープンテストがある。これで緊張していては、本番で緊張は倍増すると考えられる。僕はまだまだのんきで、緊張などしていなかった。さて、これの良さを言おう。それは、それぞれの学校の傾向と似た問題を良く似た受験のやり方でできることだ。日進は実力試しだから全然違う。受けて良かったと思う。そして成績も伴い、洛南高等学校附属中学校、洛星中学校ともに合格率八〇パーセント以上で、洛星中学校では、六年生で初の一ケタ順位だった。これで僕は自信がついた。そこで合格の秘訣その三。先生方に指導の中で何度も言われるようになると思うが、「志望校の傾向を知り、その対策をして、慣れること」過去問をする中で傾向は分かってくるだろうし、先生方にも言われるので心配はない。だが、もしも傾向と違う問題が出題されてもあせらぬようにしてほしい。今年度、洛星中学校の算数がかなり難しく変化していた。でも僕は、あせらなかった。日々の努力を信じていた。僕は全力疾走していた。

ついに本番が来た。僕は前受験で、土佐塾中学校を受験した。楽勝だと思っていたのに思わぬ事態が起きた。国語で受験番号を書き忘れていて試験官に注意された。パニック。算数では計算が狂い、パニック。理科は簡単そうでわからず、パニック。社会はなんとか。この日は未知の世界だった。もしもこの世界に、洛星中学校で迷いこんでいたら? 鳥肌が立つ。本当に良かった。おかげで他の入試で、一切パニックにならなかった。緊張した状態は最も危険だ。合格の秘訣その四。「緊張したとしても、自分を信じて絶対パニックにならないこと」僕の実体験から言えることだ。パニックになれば負けだ。土佐塾中学校で僕は完敗した。だが失敗から学び、僕は勝利した。女神はほほえんだ。とてもうれしい。喜びの自己記録を大幅に更新し、僕は次の闘いに挑む。

今まで、競い、励まし、助け合い、ともに闘った仲間! どんなに成績が悪く辛くても、すぐに笑顔に戻してくれた。調子に乗ってはめを外すこともあったが、一度スイッチが入るとやる気モード全開。一瞬の内に顔つきが変わり別人になった。本当にすごかった。僕もつられてがんばった。僕をのばしてくれた最高の仲間! 本当にありがとう。これからも場所は違っても、ともに闘い続けよう。

僕を応援してくださった先生方へ。今僕が、洛南高等学校附属中学校という夢の世界に入れるのは、楽しく勉強を教えてくださったからです。これからもその事を忘れずがんばります。一人一人の先生の所へ行きたいのですが、難しいのでこの場をかりて御礼させていただきます。誠にありがとうございました。この受験記を読んでおられることを願います。

後輩へ。僕は四つの合格の秘訣を著しました。でもこれだけで合格するほど受験は甘くないです。先生の話から、他の受験記から、大切な事を学び、合格を近づけてください。「祈・合格」を「喜・合格」に変えられることを願います。