読書感想文2017
K・Uさん/新しい世界へのとびら

課題図書:

宇宙においでよ!

著者:

野口 聡一

 野口聡一さんは、二回も宇宙ステーションに行った宇宙ひ行しです。初めて宇宙でラーメンを食べた人です。この本ではその野口さんが宇宙のおもしろさを色々教えてくれ、みんな宇宙においでよとさそいます。なぜなら宇宙に行ってみると一生がかわるし、実さいぼくたちの時代はだれもが宇宙とかかわれるラッキーな時代だというのです。宇宙を知ると一生がかわるってどういうことだろう。ぼくはわくわくしながら読み始めました。
 二回も宇宙に行けた人なんてふつうの人ではないと思うけれど、野口さんの子ども時代はぼくとにたところもあります。お昼ねがきらいで、ずっと遊んでいたかったところ、図工や野球が好きなところです。野口さんはひっこしをよくしたそうです。ひみつきち作りにむ中になりました。中学では、えいごにはまりました。いつでも自分をべつの世界につれていってくれる物が好きでした。そんな子供時代も宇宙ひ行しの仕事にやくだっているそうです。ひっこしが多かったことは知らない人の中に交わっていく力になりました。野口さんは知らない人の中に自分との共通点を見つけ素直に自分を出していくことが大事だと言っています。
 宇宙ひ行しにひつ要なことは三つあります。一つ目は、冷せいであること。二つ目は、目の前のことだけではなく全体ぞうをつかむこと。三つ目は、しっぱいしても引きずらないことです。この三つの力をつけるためには、子ども時代の遊びと、大人になってからの訓練、両方大事なのだろうと思います。
 野口さんは宇宙ステーションから外に出て仕事をしました。初めて船外活動をしたときは冷せいではいられませんでした。外はまどから見ていた宇宙とはちがいます。宇宙は真っ暗やみで生のない世界です。そこには地球がうかんでいます。地球は、丸くて、命にみちた天体です。本物を見ることは写真で知ることとは全くちがうと野口さんは感じました。
 こんな体けんをみんなにもしてほしいと野口さんはねがっています。どうして宇宙に行くの?というしつ問に、野口さんはアリをれいにして答えます。真っ直ぐしか進めない一次元アリさんは目の前に石があれば動けません。前後左右に動ける二次元アリさんは目の前に石があっても回りこめます。でも、石が重なってかべになっていたら動けません、そこで前後左右上下に動ける三次元アリさんならばかべも乗りこえられます。つまり、べつの次元をいしきすると、ちがう見方、考え方、知らなかったことがいっぱいあるのだと気づけます。
 地球にはふんそうがあります。でもあらそっている人どうしが宇宙に行って話し合えばふんそうはなくなるかもしれません。なぜなら宇宙から地球を見ると、国きょうなんてないし、あらそうよりきょう力したほうがいいと分かるからです。これがべつの次元から物を見るということです。
 野口さんは、ぼくたちに教えてくれます。学校や住んでいる町で当たり前だと思っていることが広い世界では通用しなくなるよと。だからこそ、だれもが宇宙に行ける未来が野口さんのゆめです。新しい場所にはきっと新しい出会いや発見がある。じょうしきなんてかわってゆく。君の心の中に宇宙というし点を持ってほしい。野口さんのそのメッセージを聞いて、ぼくは、ふしぎな気持ちになりました。本当にそんな未来が来るのかな。ぼくも一生がかわるような体けんをしてみたいな。少しこわいけれど心がひかれます。
 野口さんが宇宙でどんな遊びをしたいかと聞いていました。野口さんはあやとりをしたり、電子ピアノをえんそうしました。ピアノから体がはなれてむずかしかったそうです。ぼくなら、野球やサッカーなどボールを使う遊びをしたいです。ボールはういてしまうだろうから、なげ方、けり方をくふうします。新しいルールを考えます。ぼくが初めて宇宙でホームランを打ったり、シュートを決める人になったらとそうぞうすると楽しいです。自由な気持ちになります。だれもが宇宙に行ける未来は少し先だけれど、野口さんは今のぼくに新しい世界を見せてくれました。


《講評》

 野口さんがどのようにして宇宙うちゅう飛行士ひこうしになったのかや、宇宙のおもしろさ、野口さんがわたしたちに伝えたいメッセージをしっかりと読み取ることができました。読み進めるごとに、Kさんが宇宙のみ力に引きこまれ、これから来る未来みらいにわくわくしている気持ちがよくつたわります。宇宙でどんな遊びをしてみたいのか考えられたのもおもしろいです。宇宙でホームランを打つとどうなるのでしょうね。ゆめが広がる感想文で読んでいるわたしたちもわくわくしてきました。野口さんのメッセージを受け取ったKさんがこれからどんな未来を歩んでいくのか楽しみです。